車載カメラのステーの準備ができ、カメラも用意できましたが、
カメラの電源が乾電池2本のため撮影時間皆無なのは前にお伝えしたとおりです。
そこで、搭載したシガーソケットから電源を取ってカメラに供給します。
そのための回路を製作しました。
Canon PowerShot A590ISに設定されているACアダプタの出力は3.3V、2A。
製作する回路はそれにそこそこ準拠します。

さて、ご存知の通りバイクのバッテリーの電圧は定格DC12V。
充電などの関係もあって14Vくらいが実情ですが、そこはあんまり気にせず目を瞑ります。
どちらにせよ、この12Vを3.3Vまで減圧してやらねばなりません。
ここで調べるのはDC-DCコンバータ
その仕組みやいくつかの方法は各自ググっていただくとして。

今回わたしが取った手法は、3端子レギュレータLM317Tを用いた可変定電圧回路です。
LM317Tでググっていただければ、日本語のデータシートが見つかると思います。
その中に、基本回路が載っていますので、私はそれをまんま採用しました。
出来上がった回路がこちら。
P1040052.jpg
直流安定化電源に繋いで出力端子をテスターでチェック。
P1040055.jpg
カメラにも投入しました。
P1040058.jpg
なんら問題なく起動し、撮影もできました(´∀`)
しかしここで気になったのは、豆ほどのヒートシンクのせいか数分で激熱になったことです。

まぁそこは気にせず。回路が出来上がったので小さなタッパーに収めてみました。
大きさのイメージが掴めないと思いますが、タバコの箱よりは小さい程度です。
一般的なワイシャツの胸ポケットにすっぽり収まるサイズです。
P1040217.jpg
ちょっと高さが足りませんでした^^;
ヒートシンクが頭を出していますが、冷却的な観点からOKということにしますwww
防水はまるでやる気なしwww
誰に見せるわけでもないので細かいところの仕上げは雑ですw

シガーソケットから電源を引っ張り、カメラに投入!
P1040220.jpg
映り込み等で残念な画像ですが、カメラに電源が入っている様子がわかると思います。
これで役者はそろいました。
いざ!撮影します!!

とある信号待ち。
……あれ、画面が真っ暗になってる。
レンズが出っ放し…
電源落ちとるorz

そのときはシガーソケットまわりの接触不良かなぁと納得して再度電源ON。
普通に点く。うん、接触不良ですね。
気を取り直して撮影開始。

次の信号待ちにて。
……また落ちてる。
完全にシガーソケットとシガープラグの接触不良だと確信し、そこは諦めて撮影は中止。


さて次の機会。
シガープラグを抜けないようにシッカリ押し込み、さらにヒモで縛り付けましたw
絶対に抜けない。コレで勝つる!

5分ほど走行して、信号待ち。
そのときまで落ちずに録画が続いている。
よっしゃー正解じゃねえかヽ(´ー`)ノ
いちいちヒモで縛り付けるのめんどくせぇなぁ、と思いつつも信号が変わったのでスタート。
ふと、カメラのディスプレイをみると真っ暗。

(;^ω^)あれ!?

(;´∀`)マジで?

:(;゙゚'ω゚'):なんで?

……電圧降下か。
録画再開し、次の1分ほどの信号待ちからスタートするときにはすでに落ちていました。
どうやら信号待ちでエンジンの回転が落ち、バッテリが充電されないと落ちるみたいです。
渋滞などで低回転で走っているときにも気づいたら落ちていました。
うーん…こればっかりはどうしようもない。
もともとのソース電源が不安定なバイクバッテリーですから。
そっちの電圧を安定させるカラクリを仕込むことを考えつつ、再度LM317Tについて調査。

すると、LM317Tには過熱保護回路が組まれているとな。
つまり電圧とか電力ではなく「熱」で落ちている可能性が高い。
つまり、安定な電源から12Vを供給しても、熱が溜まれば時間で落ちるはずです。
ってことを確かめるため、研究室の直流安定化電源でテストしてみました。
回路冷間時から録画開始。
録画時は370~450mA程度が流れ続けています。
録画開始から2分程度経ったころ、ヒートシンクがほんのりと温かくなってきました。
3分ころには熱々、3分半にはもう触れないくらいに。

そして4分ころ、プツッとカメラの電源が落ちました

ビンゴ!
原因はLM317Tの過熱保護回路が働いているためと考えていいでしょう。
一般的にこの回路で落としていいのは3Vくらいです。
それを現在は12V→3Vと、落差9Vにしていたので発熱量が半端なかったようです。
なので、単純にこの回路を多段組みにすることで1回路あたりの減圧幅を軽減し、発熱量を下げる作戦を採ります。

ってことで2段組回路完成(^ω^)
P1040273.jpg P1040282.jpg
入力12Vを想定し、4Vずつ削りました。
すなわち、1段目の出力を約8V、
そのまま2段目に入力し約4Vくらいにしてカメラに投入しています。
今回はちょっと工夫も入れて、8V出力、4V出力、GNDにテスト端子をつけてますw
裏はホットボンドでコーキングしているので、電圧を変えてもチェックしづらいところがありました。
これでチェックも簡単です( ´∀`)b
また、赤や黄色の線があまりに目立ちすぎたので黒いビニールテープでぐるぐる巻きにしました。
これがなかなかどうして、目立つこともなくなり、程よい剛性感が出てまとめやすくなりました。

この状態で安定化電源を用いて録画テストを行いました。
前回のデッドラインだった4分時点での各ヒートシンクの具合は、
まだまだ指で触っていられるレベルでした。熱はほんのり感じる程度。
当然、録画は継続できています。
大台の10分を経過。
いよいよヒートシンクが明らかに熱をもってきました。
1段のときの2分半経過くらいの温度でしょうか。
20分経過。
冷えた指で触ると、熱変化が大きすぎて温度以上に熱く感じるほどには熱くなっています。
しかし、まだ落ちるほどの温度ではない。
いよいよ30分経過。
そこそこぬくもった指でも、1秒も触っていられないくらいに熱を持っている状態になりました。
前回の3分経過以後の温度くらい。

いよいよ以ってダメか…


と思いましたが、その後もそんな温度を保ったまま撮影が続き、
ついには1回の録画限界時間である60分に到達。
無事データも保存されました。


ヽ(´;ω;`)ノ<成功だー


長かった。本当に長かった。
この記事の長さに表れているくらい長かったです。
これで安心して車載動画を撮影することができます。
次こそは街乗りではなくツーリング動画を上げたいですねぇ。
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